競馬を初めてやるような人、競馬初心者がレースを見る際に、どこを見ていいかわからないことがあります。もちろん、先頭の馬を見たり、買った馬を応援したりするのが普通ですが、それだと何がなんやらわからないことがあるため、それ以外の見方というのも知っておく必要があります。そのため、レースの際には単に馬だけを見るのではなく、展開がわかるように最初に覚えておくべきこと、確認しておくべきことというのを確かめておくことが大切です。
まずはそのレースのペースです。基本的に中長距離であれば、前半の1000メートルのラップタイムが重要視されますが、1分程度が平均ペースとされ、それより遅いとスローペース、これより速いとハイペースとなりがちです。特に芝コースがあまりいい状態でなければ、1分で通過したとしてもある程度速いペースとみなされます。日本の競馬はペースに左右されることが多く、逃げ馬が残ってしまう展開から最後の直線だけでごぼう抜きしてしまう展開まで様々です。そうしたものを見抜くのも大事な部分です。
最初からそうしたものを身につけていくというのは大変であるため、漠然とペースを確かめていくということで十分です。ペースがどうなのかという部分や前に行きたい馬が多い中、後ろの馬はどうなのかという部分に注目してみるなど、色々な見方があることを知り、独自の観点で競馬に接していくことができれば、楽しく見ることができるようになります。